この度、特別映像“WHY THE MONKEY?(なぜサルなのか)”が解禁となりました。この映像では、本作の主人公である伝説的ポップスター、ロビー・ウィリアムスをサルとして描くという斬新なアイデアの背景が明かされます。
マイケル・グレイシー監督は、ロビーが自身を「サルのようにステージに上げられていた」と表現したことから、このアイデアを着想したと明かします。“周りからではなく、ロビー自身の視点で描く方法”を思いついたそうで、「君(ロビー)の声とサルを合わせることで、君の実像を描く最高の方法を見つけたんだ。これまでのどんなミュージカル映画よりもね」と、今までにないミュージカル映画の新たな映像表現へと挑んだことが伺えます。
また、監督はポップスターとサルの共通点について「あるシーンにサルを登場させると、彼が何も話していなくてもついつい引き寄せられてしまう。それは“スターであることの定義”と似ていると言える。我々はその人から目が離せなくなるのです」と、両者とも人を魅了する“強烈な存在感”を持つと語りました。
サルとして描かれる主人公のロビー自身もこの独創的なアプローチを全面的に支持。「僕の人生は常に安全ベルトのない綱渡りのようなもの」と表現し、「音楽業界というマシンに身を委ねるには、ロボットかサルになることを要求される。そして、僕はサルを選んだ」と、必然かのように“サル”へとなるべくしてなったのです。
さらに、監督は観客の反応について「この美しいキャラクター、素晴らしい演技、そしてとても人間的な部分に偽りを感じなくなる。他の何者とも明らかに違う世界で、様々な経験する一匹のサルの姿を見守ることに、我々は本能的なものを感じる」と、サルとして描かれたロビーの姿に観客が共感を覚えると明かします。これは人々が他者の違いに悩み、自己のアイデンティティを探求する普遍的な経験に基づいているという。
監督は「サルである主人公ロビーを通じて、自分が何者であるかに苦悩する様子はとても親しみやすく、素晴らしいアイデアになった」と自信を見せており、この斬新なアプローチが観客にどのような感動をもたらすのか期待が高まります。ミュージカル・エンターテインメント『BETTER MAN/ベター・マン』は、2025年3月28日(金)、ついにその幕が上がります!