リージェント・ストリートで撮影された圧巻の「Rock DJ」パフォーマンスの本編映像が初解禁しました!
500人規模の撮影、そしてソロ時代の楽曲起用の背景を監督とロビー・ウィリアムスが明かしました。
解禁されたのは、作中最大の見せ場の一つである、ロンドンを代表する高級ショッピングストリート:リージェント・ストリートで撮影された「Rock DJ」の歌唱シーン。ロビー・ウィリアムスをセンターに据え、テイク・ザットのメンバー4人とともに、早着替えやアクロバットを交えながら街中を縦横無尽にパフォーマンスする様子は、そのダイナミックなカメラワークにより多くの人を熱狂させた『グレイテスト・ショーマン』をも彷彿とさせます。マイケル・グレイシー監督の得意とする、音楽の力が最大限に引き出された華やかで未だかつてないミュージカルシーンに、誰もが興奮せずにはいられません。
イギリス王室の関連資産のため、撮影許可を得ることが極めて難しいことでも知られるリージェントストリートでの撮影について、マイケル・グレイシー監督は「リージェント・ストリートを封鎖して、500人の観客に踊ってもらったのは、私の人生でも最高の瞬間でした。夜中の3時にもかかわらず、みんなの喜びがはっきりと伝わってきましたし、それをカメラで捉えることができたと信じています。テイクの合間にも、笑い声が広がり、エネルギーが伝わり、これは非常に特別なことだと感じたのです。あそこに参加した全員がそれを感じたはずです」と振り返りました。
実は撮影にかなりの苦労と月日を費やしており、撮影予定の夜に女王が崩御し延期に。10日間の喪の後、葬儀や戴冠式を経て、再びリージェント・ストリートで撮影するための資金を集めるのに5か月を要しましたが、それでも、無名の少年たちが通りで人々に追いかけられる存在へと変わるこのシーンは、作品にとって欠かせないものだったため、苦難を経て撮影に至っています。
また、劇中、ロビーのテイク・ザット所属時代に登場するこの「Rock DJ」は、実際にはロビーが本グループを脱退してから数年後に作られた彼のソロ名義の楽曲です。
「この曲では自分をロックスターだと空想するロブの頭の中を映し出すのがポイントでした。”Rock DJ “は、歌詞の面でもこの瞬間に完璧にマッチしていたのです」と敢えて時系列の異なる本楽曲を起用した理由を明かした監督は語りました。
続けてロビーは「振り付けを見ていたら、まるでこのために書かれた曲のように感じました。最初に “Rock DJ “を書いたときはサビだけで、歌詞もついていないし、何をどう伝えれば良いかも決めていませんでした。今ではそれが僕自身や他の多くの人たちにとって意味のある言葉になりましたが、当時は単なる寄せ集めでした。しかしこれが映画となると、完全に意味のある言葉になるのです。僕の歌という感じがまったくしなくて、本作のためだけに書かれた曲のように感じましたね」と語りました。
時系列に囚われず効果的に楽曲が起用される本作で、それぞれのシーンで監督が起用した楽曲にどのような想いが込められてるのか、その演出手腕にも注目ください。